僕は会社員のとき、
仕事のストレスで休職したことがある。
心身共に辛くて、
とにかく休みたいって気持ちもあったけど、
「世間的には休職は汚点かなぁ・・・」と考えると人生が終わったような気がして、とても不安だった。
そして当時、休職したことを、周りに言うことができなかった。
勝手な思い込みだけど、
「えっ大丈夫なの?」と過度な心配や、
腫れ物に触れるような扱いをされるような気がして。
どうしても自己開示することができなくて、
休職してしばらくは、友達にも言えなかったし、自分の親にすら言えなかった。
そのくらい「休職」に対して、
恥ずかしさや劣等感、人生の汚点のように感じていた。
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でもさ、今だから思うけど、
そんな時期があっても良いじゃないかと。
世間では、特に日本では働き続けることが美学のような風潮はあるけど、それで身体を壊したり、それこそ命を落とすようなことがあれば元も子もない。
当時の僕だってなんども「死にたい」って思って頭を抱えていた。
「そんなのただの甘えだ!」
「根性がないだけだ!」
「メンタルが弱い!」
とか言う人はいそうだけど、
(実際、僕も遠回しにそんなことを言われた。)
そんなこと真に受けなくて良い。
当事者じゃないと本当の気持ちなんてわからないのだから。
機械がメンテナンスするのと同じように
人間だって長い人生の中で1~2年の調整があってもバチは当たらないよ。
だから僕は休職を「人生の充電期間」と思うようにした。
むしろこういう経験したことで、
同じように悩んでいる方が僕に頼ってくれるようにもなった。
休職した経験は
僕にとっては大事な経験だと思えるようになった。
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休職にかぎらず、人生の中で「困難」にぶつかることは誰しもある。
辛くて、苦しい、
そう思うことも沢山あると思う。
(僕も休職の時は本当に辛かった)
でもその困難が
誰かの役に立つことだって、
今後の自分の人生に活きることだってきっとある。
【難】が無い人生は【無難】な人生。【難】が有る人生は【有り難い】人生
【斉藤里恵(筆談ホステス)】
困難を自分の中でどう意味づけするか。
自分の意味づけ次第で、この先の人生も変わると僕は思う。
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