「勤めている会社がこの世のすべて」と思い込み苦しんだ僕が、休職によって考えが変わった話。

スポンサーリンク

つい先日、

Twitterでこんなツイートを見つけた。

正直、その通りだなと思った。

 

僕は約1年間、休職をした経験がある。

休職前は心身共に最悪の状態だった。

正直、二度とあんな思いはしたくない。

 

毎日、朝を迎えるのが恐怖だった。

携帯のアラームで起きるも、目覚めたばかりなのに

身体が鉛のように重かった。

 

重い身体を必死に持ち上げて、

なんとか着替え、家を出るも既にフラフラの状態。

 

家から駅までの道中は

「何してるんだろう、オレ」とお決まりの自己嫌悪タイム。

涙ぐみながら歩いて、何度か吐きかけたこともあったっけ。

 

仕事ではお客さんと上司からの挟み撃ち。

お客さんからは「明日中には見積もりを出してくさい!」とムチャ振りをされ、上司からは「お前は何がしたんだよ」と追い詰められる。

 

追加で来る依頼とは別に

リーダーとしての管理業務や社内の雑務。

タスクで一杯一杯だった。

 

「あぁ、仕事を辞めたい」と何度も思っていたけど、僕にはそれがどうしてもできなかった。

なぜなら『勤めている会社がこの世のすべて』と思っていたから。

 

いつの間にか

「僕みたいな奴は他の会社では雇ってくれない」とか「今の会社を辞めたら生きていくことが出来ない」と本気で思っていた。

 

入社してからの約10年間で僕の視野は狭くなっていた。

そういう考えが完全にインプットされていた。

 

でも身体と精神が耐えきれなくて

僕は休職することになる。

 

 

 

今考えれば休職したことは正解だったと思う。

なぜなら色んな人に出会い、自分の中での常識や価値観が大きく変わったから。

 

「大学を卒業したら、会社に就職すること」

「入社した会社は、辞めずに定年まで勤めること」

「会社に勤めて、安定した収入を得ること」

 

これが僕の中の常識だったし、当たり前の事だと思っていた。

これが出来ないと”不幸”になると真面目に思っていた。

 

でもそんなことは無かった。

 

大学を卒業して、就職せずに、声優を目指す人がいた。

自分の好きなことをするために、会社を辞めた人がいた。

自分のやりたことをやるために、大学を休学した子がいた。

 

昔の僕だったら全く考えられない生き方だけど、

共通していたのは皆、イキイキしていたこと。

 

特別稼いでいるわけでもなくて、

むしろお金が無くてヒイヒイ言っている人もいた。

 

でも楽しそうだった。

 

少なくとも会社を辞められずしがみついている僕よりも

ずっと輝いて見えた。

 

そう世界は「会社が全て」では無かった。

もっと広くて色んな人がいる。

 

「会社に定年まで勤める」ことは

生き方の1パターンなだけで、生き方はもっと自由であっていい。

 

上司なんて

会社という枠の中での階級であって、

外に出たら僕と同じただの人だ。

 

30才を過ぎてようやく気づくことができた。

休職して「人生最悪だ」って思った時期もあったけど、色んな人に出会い、経験して、今の僕がある。

あなたは勤めている会社に縛られていませんか?

「私はこの会社でしか生きられない」って勝手に思い込んでいませんか?

今の環境によって視野が狭くなっているかもしれません。

 

いま生きている世界が全てではない。

ましてや「勤めている会社がこの世のすべて」ではないんです。

 

当たり前のことなんだけど、

苦しかったり、辛かったり、追い込まれていると、それを認識することが出来ない。

 

生き方は決して1パターンじゃない。

苦しかったら立ち止まっても良いんですよ。

 

そのことに気づいて頂ければ、幸いです。

【多くの人に読まれています】僕が休職していた時のお話

本当に辛かったら、逃げたって良いんだよ

人生ドン底の状態から、才能に気づいて自信がついた話

目に見える成果だけが才能じゃない。抑うつ症になって初めて気づいた大切なこと。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です