ストレングスファインダーの資質である目標志向、未来志向。
どちらも「先のことを考える」資質です。
でも考え方が根本的に違うことから、未来への描き方に違いがあります。
あなたはその違いをご存知でしょうか?
本記事では両資質の考え方の違いと、各資質の内容を簡単にまとめます。
自分の持つ資質を理解することは自己理解につながり、自分の持っていない資質を理解することは他者理解につながります。
そのため目標志向、未来志向の資質を上位にお持ちでない方も、理解を深めるために、ぜひご一読いただければと幸いです。
両資質の考え方の違い
どちらも「先のことを考える」資質ですが、未来への描き方が異なります。
目標志向は「具体的な目標」を設定し、未来志向は「漠然とした理想の未来像」を考えます。
画像で図解すると、、、
目標志向の場合は、数字を交えた具体的な目標値を考えてゴールを設定します。実行力の資質であるため、ゴールを設定することで自らが動き出す事ができる。
未来志向の場合は、「こうなったらいいな」「あんな風になれたらいいな」と理想像を考えます。そこに具体的な目標はありません。戦略的思考力の資質であるため、考えるだけで終わることが多々あります。
アプローチの仕方は異なりますが、どちらも未来を考える資質であるため、掛け合わさると相性の良い資質です。
未来志向で理想の未来像を描き、目標志向で具体的な目標に落とし込んでいく。こんな形で互いの資質を活かす事ができます。
今まで僕がコーチングをしてきた人の中には、この2つの資質を上手に活かして、自分の未来年表を作っている方がいました。
5年後を目標に自分の理想像を思い描き、毎年なにをするか具体的な目標を決めていたそうです。(目標志向22位、未来志向33位の僕は考えたこともない・・・)
まさしく2つの資質を活かした行動ですよね。
目標志向について
ここからは各資質について簡単に解説します。
まずは目標志向。
この資質を一言でいうと「具体的な目標を定め、それに向かって実行することができる」資質です。
簡単に良い点をまとめると、
・1点に集中することができる。
・優先順位を明確にできる。
但し、目標に固執しすぎると弱みにつながります。
・目標達成のために不要と感じるもの(人間関係等々)はバンバン切り捨てる。
・目標が決まっていないと力が出ない。
目標志向の人にとって、結果が重要であり、それまでの過程に興味がありません。それ故、目標達成に集中するあまり、周りをないがしろにしがちです。
周りを置いてきぼりにしていないか、必要に応じてコミュニケーションをとって確認するようにしましょう。
未来志向について
次は未来志向。
この資質を一言でいうと「理想像を思い描き、未来にワクワクする」資質です。
簡単に良い点をまとめると、
・いまは実現していない未来を予測・想像して人に伝える。
・未来のビジョンを語り、人々を高揚させる。
未来志向の人は「未来があって今がある」と考えます。そのくらい未来を大切にしているんですよね。
但し、弱みとしては、
・実現が伴わず、想像するだけで終わってしまう。
・いまを楽しむことができない。
未来志向含め戦略的思考力の資質は、思考することで満足してしまい、実行まで伴うことがありません。
そのため、実行させるために他資質を組み合わせましょう。
例えば、前述のとおり目標志向と組み合わせれば、描いた未来像を具体的な目標に落とし込み、進めて行けるようになります。
このように自分の上位に持つ他の資質を組み合わせることで、未来志向を上手に活用できます。
まとめ_目標志向と未来志向の考え方の違い
本記事では目標志向と未来志向の考え方の違いと、両資質を簡単に解説しました。
どちらの資質も「先を考える」資質ですが、目標志向は「具体的な目標を設定」、未来志向は「理想の未来像を思い描く」と根本の考え方に違いがありました。
図解にするとこんなイメージです。
また両資質とも「先を考える」資質であることから、相性が良い組み合わせとなります。
未来志向で理想の未来像を描き、目標志向で具体的な目標に落とし込んでいく。こんな形で互いの資質を活かす事ができます。
本記事が資質を理解するための参考になれば幸いです。
コメントを残す