才能って言葉を聞くと、発揮すればするほど良いイメージがありませんか?
たしかに上手に才能を発揮すれば、それは強みとなり、自分も相手も満たすことができます。
但し、これには少し間違いがあります。
才能は「使い過ぎる」と自分を苦しめることになるんです。
この記事では図解もおりまぜて、どうして才能が自分を苦しめることになるのか、そしてその対処方法について説明します。
この記事を読めば、きっとあなたは自分の才能を上手く活かせるようになることでしょう。
才能とは?
本題に入る前に「才能」について改めて説明します。
才能という言葉を聞くと「人よりも優れた能力」をイメージしませんか?
例えば野球を極めている野球選手や、抜群の歌唱力をほこる歌手とか。ただし、それはスキルの有り無しであり、実は才能ではありません。
では才能とは何でしょうか?
才能とは「無意識の行動・思考・感情パターン」です。
もっと簡単に言うと「自分では無意識に行っていること」と、自分の癖のようなものです。
より詳細を知りたい方は、こちらの記事にまとめてますので、こちらをお読み頂ければと思います。
才能は「~したい」という欲求である。
才能は「自分では無意識に行っている行動」と説明しましたが、同時に「~したい」という欲求でもあります。
例えば、ストレングスファインダーにある「社交性」という資質。
社交性は「知らないと人と出会い、見知らぬ人と打ち解けることが大好き」な資質です。
この資質を持つ人は「沢山の人と出会いたい」「多くの人と繋がりたい」という欲求を持っているんですよね。
この欲求こそが才能であり、その欲求を満たすために、人は無意識に行動をしているのです。
才能を使い過ぎると自分を苦しめる。
欲求を上手に満たせていないと、人は物足りなさや苦しさを感じます。
では欲求が満たせてない時とはどんな時か?
それを表したものが下記の図となります。
欲求を上手に満たせず、才能が「弱み」として働くときは2パターン存在します。
①才能が使えていない (図の左側に位置する弱みゾーン)
②才能を使い過ぎている (図の右側に位置する弱みゾーン)
それぞれについて詳しく解説していきますね。
才能が使えていない
これは「~したい」という欲求を全く満たせていない時となります。
例えば「沢山の人と出会いたい」と考える社交性の資質を持つ方が、人と話さずパソコンとひたすら向き合う仕事をしていたら。
社交性の人は「沢山の人と出会いたい」という欲求を満たす事ができません。その結果、本当にしたいことと、いまやっていることのギャップに苦しむんです。
これが「才能が使えていない」状態で、才能が弱みとして働く1パターンとなります。
こんな時は「自分の欲求を満たすこと」を仕事やプライベートで取り入れて見ましょう。
社交性の人であれば、多くの人と交流できるイベントに参加してみたり、オンラインサロンに参加してみたり。人と関わる方法は沢山あるかと思います。
このように自分の持つ資質が本来望むことを生活に取り入れてあげましょう。
才能を使い過ぎている
次は「使い過ぎている」場合について説明します。
本来、才能とは「~したい」という欲求です。でも才能を使い過ぎてしまうと、
「~しなきゃいけない」
「~すべきだ」
と、強制感が生まれ、自分で自分の首を絞める状況に陥ります。
例えば責任感の資質。
責任感は「一度やると言ったら必ず実行する」資質です。
しかしこの責任感を使い過ぎる、つまり強く出てしまうと、
「これは一人でやらなきゃいけないんだ」
「人との約束はどんなことがあっても必ず守るべきだ」
と、他人を頼れない状況をみずから作り出し、自分を苦しめることに繋がります。
これが「才能が使い過ぎている」状態で、才能が弱みとして働くもう1パターンとなります。
こんな時は才能を緩めることを意識しましょう。
自分で「~すべきだ」と考えていることに気づいたら、少し冷静になり「本当にそうなのか?」と自分に問いかけるのです。
先ほどの責任感の例でいえば
「本当に人に頼ることはいけないのか?」
「約束の期日を変更することはできないのか?」
と、考えてみましょう。
そうすることで「使い過ぎ」の呪縛から解放され、冷静な思考を取り戻せます。
まとめ 才能をコントロールしていこう。
この記事では、才能が自分を苦しめる原因となる2つのパターンとその対処方法を説明しました。
改めてまとめますと、
①才能が使えていない (図の左側に位置する弱みゾーン)
②才能を使い過ぎている (図の右側に位置する弱みゾーン)
才能が「使えてない」や「使い過ぎ」になると、自分を苦しめることになります。
そのため「どちらかに傾いているなぁ」と感じたら、才能をコントロールすることを意識していきましょう。意識することが出来れば、あなたにとって楽しい日々を過ごす事ができるようになります。
この記事があなたの才能を活かすヒントとなれば幸いです。
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